もともと子供が出来て、カミさんが働けなくなったのをきっかけにFXを始めたんですよ」

そう爽やかに話すのは北海道在住の33歳パパ・トレーダー、アド氏。ブログは常にランキング上位をキープし、〝お弟子さん〞は100人超。セミナーを開けば超満員と、今、人気沸騰中のトレーダーなのだ! それはさぞかし勝っているんでしょう?

「平均すると月に1000pipsぐらいですかね。3年前からFXを初めて、トータル1万7000pipぐらいのプラスです。取引枚数ですか? えーっと、だいたい100枚でやってますね」

100枚で1000pipsということは……月1000万円!?単なる爽やかボーイではない!

人望もあって、実績もある。神に選ばれたような人っすね。

「といっても、最初はだいぶ損したんですよ。1か月で資産が倍になったんですけど、その後4日でマイナス400pips……。あっさり元本割れしちゃいました。そこからです、ちゃんと勉強し始めたのは。毎日チャートの研究をしました。1500枚ぐらいプリントアウトして、見比べながら相場の法則性を探したんです」

意外にアナログな一面を持つアド氏は、研究を重ねて1つのテクニカルに行きつく。


「レンジ7割、トレンド3割」の法則をボリン±1σに応用



「ボリンジャーバンドですね、やっぱり。これにトレンドラインや水平線を組み合わせれば、すぐエントリーチャンスがわかります」

ボンジャーバンドは上下のラインが値動きの幅を教えてくれるポピュラーなテクニカル指標。±2σのバンド内には95・45%の確率で値動きがおさまり、±3σになると99・73%の確率でおさまる。2・3σの2本を表示して、バンドにタッチしたら逆バリ、というのがもっともシンプルな使い方だ。

だが、アド氏の場合は基本、順バリ。それも、バンドは2本使いでなく〝3本使い〞。

「±1σのバンドも表示させてます。ちょっとゴチャゴチャして見えるけど、この±1σを使えば、トレンドを摑みやすくなる」

±1σのバンド内に値動きがおさまる確率は68・27%。正直、中途半端な確率で使い勝手が悪そうなんですが……。

「『レンジ7割、トレンド3割』って言葉ご存じですか? 相場の7割はレンジ相場で、残り3割しかトレンドが発生していないってことです。これをさっきの±1σのバンドと合わせて考えてみてください。68・27%=約7割。つまり、±1σ内の値動きが続いているときはレンジ相場、+1σの上にあるときは上昇トレンドで、-1σの下にあるときは下降トレンドにある、と分析できるんです」

レンジ相場かトレンドが発生中か、トレンドは上か下か、±1σを使えばそれらを一目で判別できるってこと。

「それだけじゃなく、レジスタンスやサポートにもなるんです。上昇トレンドに変わったときって、ローソクが+1σを抜いて+2σまで行って跳ね返され、+1σをサポートにして再び上昇していくケースが非常に多いんです」

もう1つボリンを構成する重要なラインがある。

「ミドルバンドも大事。トレンドは必ずミドルを抜いて転換してくるからです。±1σと同様に、ミドルもサポートやレジスタンスにもなりやすいので重宝しますよ」



アド氏

パパにして、月1000pips稼ぎ出すトレーダー。リハビリの手伝いなどをするリハビリの専門職として働いていたが、’08年から専業に。全国でセミナー巡業も
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