相場の状態に合わせて2つの指標を使い分ける




FXの魅力と言えば、やはり短期トレードだが、テクニカル分析をあれこれ見ているうちに、結局どうすればいいか混乱しがち……。

「まずはRSIを使ってみては? 短期と長期、2本のRSIを表示させると便利に使えますよ」

池辺氏オリジナルの手法がこのRSIの2本活用。RSIは「売られすぎ.買われすぎ」を見る逆バリ指標だが、RSIを普通に使うと、売買タイミングが判然とせず、ダマされることが多い。

「RSIの設定は短期を13、長期を42にしてください。単純にRSIが70を超えた、30を割ったと見るのではなく、2本のRSIの乖離幅を見るんです。短期のRSIが70や30を超えていて、長期のRSIとの乖離幅が20ポイントくらい離れてきたら、相場の転換が近そうだと判断できるんです」

確かに、過去のチャートを見てみると、かなりの精度で転換点を示している。これは使えそう!

また「RSIは“クロス”を見てもいいんですよ」とも池辺氏は言う。

短期のRSIが長期のRSIを下から上に突き抜けたらゴールデンクロスで買いのシグナル。逆の場合はデッドクロスで売りのシグナルになるというのだ。RSIだけでも、これだけの使い方があるとは新たな発見だ。「ただし、これも短期RSIが50前後にあるときはダマシになることが多いので、上や下の数値で出たときのほうが信憑性があります。レンジ相場のときなんかは、クロスが頻発するので、あまり使えませんけどね」




『レンジ相場のときはMACDの日足を見る』



そういえば、今年前半の米ドル/円の池辺予想は92〜101円のレンジ。こんなときはMACDだ。

「日足のMACDを見ると、レンジのときはきれいにサインが出ます。レンジの真ん中で買っちゃうと、含み損を抱えちゃうかもしれないし、うまくいっても利益が出るまでに時間がかかるかも。レンジのときは下で買って上で売るか、上で売って下で手仕舞うかだから、MACDのサインを見ながら反転のタイミングを見極めましょう」

ただし、レンジのときは利食いのタイミングも難しい。ついつい欲張ってレンジの端っこまで利を伸ばそうとしているうちに、反転して利食いどきを逃しがちだ。

「レンジのときは腹八分目どころか『腹六分目』くらいで満足するようにしてください。あまり欲張らないことがFXで長く生き残る秘訣ですから。それに損切りですね。最近FXを始める人は勉強熱心というか、わけもわからず始める人は減っているようですけど、損切りだけはちゃんと入れておかないと。為替の世界では何が起こるかわかりません。『1勝9敗でも利益が出ていればいい』って言う先生もいますが、何が怖いって損切りを躊躇して損失をふくらませてしまうのが、一番怖い」

損切りできない者にトレードの資格ナシ。損切りだけはきっちりと行うようにしておき、あとは相場のトレンド状態を確認。RSIかMACDかを使い分けよう。

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