移動平均とMACDの方向をチェック


「そこで、考え出したのが"MACDルール"。長期の移動平均とMACDが同じ方向を向いていたらルール成立で、その方向に逆らわずにトレードするように心がける。"相場の状況"とエントリーポイントが、これでわかるんです」

MACDは、ストキャスと同様、ポピュラーなテクニカル分析手法。短期と長期、2本の移動平均線の差をとったMACDラインと、MACDラインの移動平均(シグナルライン)から成り、2つのラインが上昇しているとトレンドは上、下降してたら下と判断できる。MACDラインがシグナルラインを下から上にゴールデンクロスすると相場が上方向に切り替わるサインとして判断できたりもするのだ。じゃあ、移動平均線とMACDを表示させれば、すぐにMACDルールが使えるってこと?

「いや、設定を変えないとダメ。普通はMACDラインって、12と26の移動平均の差をとるんですけど、ボクの場合は5分足チャートだと20と240の差をとったもの、60と240の差をとったもの、2つのMACDラインをダブルで表示させています。それも移動平均は標準設定のEMA(指数移動平均)ではなく、WMA(加重移動平均)。WMAのほうが、反応が早いんです。で、チャートには20、60、240のSMA(単純移動平均線)を表示させて、240SMAと長期のMACDライン(60WMAと240WMAの差をとったライン)の傾きを見比べるんです」

なんだか、ややこしい……。そんなに、設定をイジる必要はあるんでしょうか?

「むしろ、設定を変えないと意味がない。だって、SMAは20なのに、MACDは12と26って、時間軸がバラバラでしょ? じゃあ、なんでボクが20と240、60と240っていう設定しているのか。それは5分足の上位足(長い時間軸の足)に合わせているからなんです。20は、20SMAに合わせた値で、60は15分足の20SMAなんです。5分の3倍が15分だから、20も3倍して60にするってこと。そうしたら、もう240はわかるでしょ?」

240は20の12倍だから5分を12倍して………1時間足の20SMAってことっすね! ということは、もしかしてチャートの時間足によっても設定が変わる?

「そう! 15分足だと見るべき上位足は1時間、4時間足になるから、MACDの設定は短期が20と320(4時間足の20SMAに相当)、長期が80(1時間足の20SMAに相当)と320。1時間足だと20と480(日足の20SMAに相当)、80と480」

長期MACDと見比べるSMAも、15分足だと320SMAに、1時間足だと480SMAになるってこと。少々、複雑な設定が必要だが、ここまでできればあとは各時間足の長期MACDラインと長期SMAを見比べるだけ。

MACDルールが成立するのを待ってエントリー

「1時間足できれいにMACDルールが成立していて、相場が上向きにあるとしますよね。そうしたら、下位の15分足をチェックするんです。15分足でも上方向にMACDルールが成立していたら、かなりの確率で相場は上昇し続けるってこと。5分足の短期MACDラインがシグナルラインとゴールデンクロスしたら買い。15分足でルールが成立していなかったら、成立するのを待ったほうが確実」

1時間足、15分足でMACDルールが成立していれば、かなりの確率でトレンドに乗れるってこと。で、利益確定はどこで?
「それも、MACDで見れます。短期のMACDラインとシグナルラインが閉じたところが決済のポイントです。このとき注意してほしいのは、必ずMACDルールが成立している時間軸の1つ下の時間足で決済すること。つまり1時間足でルールが成立していたら、5分足でエントリーしても15分足の短期MACDが閉じたところで決済。もし1時間足で成立してなくて、15分足で成立している場合は5分足でエントリーと決済をしてもOKです。仮に、4時間足から成立していたら、1時間足で決済してもいい。厳密に言えば、ボクは決済にストキャスやボリンジャーバンドを使ったりもするんだけど、MACDルールを身につければ、時間軸のを選ばずにトレードできるんです」

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維新の介 氏

サラリーマンとトレーダーの二束の草鞋を履く、"相場の探求者"。数々のテクニカル指標を使いこなし、リーマンショック時の暴落をズバリ的中させた。60人以上の教え子を抱え、勝ち組トレーダーを育て上げた実績も
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