伝説の豪腕ディーラー、
20代にしてセミリタイアした若手トレーダー、
月給の5倍を稼ぎ出すサラリーマン



浮き沈みの激しいFXトレーダーたちのなかで、「常勝」の2文字を引っさげて新進気鋭のトレーダー3人がついに小誌初登場! 伝説の元プロディーラーから月給の5倍を稼ぎ出すサラリーマントレーダーまで。彼らのスゴ技を一挙大公開!




30億ドルを動かし市場から恐れられていた伝説の豪腕トレーダー


「若い頃、やんちゃしすぎて『もう日本にはいられねぇな』って。追われるようにアメリカに留学しました。そして、ソロモンブラザーズでバイトしている頃に為替に出会ったんだよね」

そう振り返るのは、世界有数の金融機関を渡り歩き為替ディーラーとして活躍した大前雅生氏。FXと運命の出合いを果たした大前氏はそのまま金融機関に潜り込み為替ディーラーに。やはり為替の世界でも、やんちゃだった。

「HSBCにいた頃は、アジアを統括する香港の為替部門のチーフになって、部下が32人。米ドル/円を10円くらい下げちゃったりして『大前のディールの後はペンペン草も生えない』って言われたこともあります(笑)」

そんなグレートなディーラーである大前氏、そのFX観が気になるところだが。

「僕はテクニカル分析に頼るつもりはまったくない。ローソク足をどんなに研究したって、欧米のビッグプレーヤーが見ているのはローソク足よりバーチャート。ビッグプレーヤーはローソク足を見ていないんですよ チャートは、自分の考える適正な位置と現在値を確かめる地図にすぎないんだ」

大前氏のトレードは、ローソク足やテクニカル分析などを重要視しないファンダメンタルズ重視だ。

「マーケットが何を材料に動いているか、その見極めがアマチュアはズレている。サブプライムローン問題だって、もう終わったと思っている人が多いだろうけど、終わったとは思えない。アジア通貨危機やロシア危機、それに今回のサブプライム、ギリシャショックと危機が立て続けに起きている。通貨制度に何らかの歪みが生じていて、いまだに解消されていない。いずれまたショックがくる」

また、ニュースが相場に影響を与える期間を見極めることも大切だ。

「ファンダメンタルズのネタには『賞味期限』があるんです。野田財務大臣が記者会見で無策ぶりを露呈し、円高が進んだが、賞味期限は最長で96時間。世界を知っていれば、刺身のツマにもならないネタで、相場を大きく変えるものではないことはわかる。それを見極めれば、反発を狙って利益を出すことも可能。どんな理由であれ、マネーの動きを把握しないと勝てない」

日本の政治家が何を言おうが、世界の投資家は気にもとめていない。とはいえ、瞬間的なインパクトはあるから、その相場の小さな値動きを拾えるというわけか。

ほかに、僕ら個人投資家が勝つために心がけるべきことは?

「市場は〝自分の都合じゃ動かない〟ということ。FXで勝とうと思ったら市場の都合に合わせなきゃいけないし、相場が動かない時間に無理してトレードしたって勝てっこない。東京時間の米ドル/円なんてただの『振動』ですよ」

相場は欧州市場の開く夕方頃から動き始め、NY市場が開く夜9、10時に一気に動くことが多い。

「手書きで、ニュースとそのときの値動きをメモするといいですよ。それを1年2年続ければだいぶ違ってくる。僕も過去10年の値動きはほぼ頭に入っていますから」

個人投資家はとかくテクニカル分析に偏る傾向がある。でも、相場の大きな流れを知らなければ、テクニカル分析も無用の長物。まずは相場の声に耳に傾けるべし!











大前雅生 氏

ソシエテ・ジェネラル銀行を皮切りに数々の名だたる金融機関で為替ディーラーとして活躍。HSBCのチーフディーラー時代には「"HSBCの円"はヤバい」と恐れられるほどの存在になった伝説の豪腕ディーラー
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