2010/2/19 EMCOM証券「みんなのFX」

ドル円は序盤、前日のFOMC議事録の発表を受けて91円台まで上昇していたが、国際通貨基金(IMF)が自らが保有する金191.3トンを市場で売却するとの発表から、金価格が下落したことや期末要因による輸出勢の売りによってじり安の展開となり90.800円付近まで下落した。しかし、米フィラデルフィア連銀の製造業景況指数が強い内容となり米長期金利の上昇したことを材料に円売りドル買いが強まった。
再度上値を試す展開となりドル円は前日高値91.381円を超えて一時91.483円まで上昇。引けにかけて揉み合っていたが、日本時間19日6時30分頃に米連邦準備制度理事会(FRB)が公定歩合を25bp引き上げ0.75%にすることを決めたことで上昇に転じ91.746円で取引を終えた。

ユーロ円は序盤、日経平均株価が一時下げに転じたことを材料に、前日の上昇に対する利益確定の売りが観測されたことや、国内輸出企業の売りが相場を押し下げたことにより123円台半ばを軟調に推移した。
日銀の定例記者会見のなかで白川日銀総裁が「銀行が自己資本の不足から貸し出しをしにくい状況ではない」と述べたことから、一部で金融緩和を期待していた向きもあっただけに失望売りから123.000円近辺まで下落する場面が見られた。NY市場に入ると米長期金利の上昇を材料にドル円が上昇、その動きに連れて18日高値の124.457円まで上昇した。引け間際に米連邦準備制度理事会(FRB)の公定歩合の引き上げから124円を割れる場面もみられたが、次第に落ち着きを取り戻し124.166円で引けた。


本日の展開


本日のユーロ円を5分足のチャートからエリオット波動理論を用いてテクニカル的に検証してみる。昨夜22:30頃に急落してつけた最安値122.758円から124円ちょうど付近まで急騰した波を第1波、第2波は40銭ほど下落した123.60付近、第3波は第1波を突き抜けて上昇してきた124.30付近、第4波は第2波と第3波のあいだの123.75付近、第5波(高値)は124.457とする。次は下落局面となるがA波を124.15付近、B波を124.30付近、最後のC波だが、ちょうどこのとき米公定歩合の利上げ発表で上下に激しく乱高下する展開となりC波を定めるのが困難となった。一時123.80付近まで下落したかと思えば即座に124.30付近まで戻してきた。通常、エリオット波動の終焉はC波がA波のボトムを割って下落し、あらゆる売りシグナルを誘発しやすくすることである。ちなみに第4波とA波を結ぶとヘッドアンドショルダーの形が度々現れる。この形状が出現した場合はネックラインを引いて下落するかどうか確認したいところだ。
下値の目標は123.40付近におき、上値は昨日の高値124.457円をブレイクした場合、124.85円付近としたい。

[今日の予想レンジ]
ドル ・円  89.40-91.20
ユーロ・円 121.50-123.60
ポンド・円 139.40-141.80

【今日の主な経済指標】
00:00  (米) 1月景気先行指数
00:00  (米) 2月フィラデルフィア地区連銀業況指数
07:30  (豪) スティーブンス豪中銀総裁議会証言
08:00  (米) デューク米FRB理事講演
09:00  (米) ロックハート米アトランタ地区連銀総裁講演
11:00  (米) ブラード米セントルイス地区連銀総裁講演
14:00  (日) 2月日銀金融経済月報
16:45  (仏) 2月総合業況指数
18:00  (ユーロ) 12月経常収支
18:30  (英) 1月小売売上高
22:00  (米) ダドリー米ニューヨーク地区連銀総裁講演
22:30  (米) 1月消費者物価指数
22:30  (米) 1月実質所得
22:30  (加) 1月景気先行指数
22:30  (加) 12月小売売上高

≪2010年2月18日クローズ時点≫
ドル・円   :「ベア」
ユーロ・円  :「ブル」
ユーロ・ドル :「ブル」
英ポンド・円 :「ブル」
豪ドル・円  :「ブル」
NZドル・円  :「ブル」

※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。


ドル円は「ベア」
最近は米長期金利の上昇や米経済指標の強い結果を材料にドル円は上昇しているが、参加
者は高値警戒から「ベア」を選択。だが、本日の午前6時30分過ぎに米連邦準備制度理事
会(FRB)の公定歩合の引き上げがあったため、要人の発言等で乱高下することが予想で
きることから、慎重スタンスで臨みたい。


ユーロ円は「ブル」
前日に引き続きユーロ円はドル円の上昇に連れた動きとなったことから、参加者も「ブル」
を選択。依然として、ユーロ圏では債務問題が市場に不透明感を漂わせていることから、
上値も重く方向感を探る展開が考えられる。


ポンド円は「ブル」
ポンド円はロンドン株式市場が金融やコモディティ関連で旺盛な買いが集まり、4日連続の
続伸であったことやNY株式市場も3日連続で続伸したことを背景に、参加者も「ブル」を
選択している模様。本日、米消費者物価指数や英小売売上高等の重要経済指標の発表が相
次ぐことから、市場予想より悪化した場合のネガティブサプライズには注意していきたい。


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