1トレードで5pipsを利食い。数千万円稼ぎ出した若手トレーダー


「実はあんまりトレードは好きじゃないんです。今までトレードをしすぎたから、もうイヤになったというのが本音ですね」

そう話すのは20代にして、すでに数千万円の資産を築いたというバカ息子氏だ。現在は、FX仲間とトレーディングルームで気が向いたときだけトレードを行うなど、セミリタイアに近い生活を送りつつ、月10人限定の個人セミナーを主宰。ツイッターでのアフターフォローを行うなどし、好評を博している。

「受講者の方同士でも教え合ったりして、みんな勝てるようになってきました。トレードで本当に大切なことは、資産を減らさないこと。FXは簡単に儲かってすぐ2倍3倍になるって煽り文句をよく見ますが、すぐには増えません」

リスクを負えば当然、損失が大きくなることも……。皆大きく勝つために、リスクを取りすぎて負けるという。

「僕のやり方だと、派手な成績は出ません。でも、コツコツ利益を出していけます。よく1円動いた結果を見て、『ああ、もったいない。ここで売買していれば……』と思うでしょ? でも、そのとおりにはトレードできませんから。確実なところを狙うのが一番。それに、ストレスなく終われるのも大事。僕の手法は勝率が高く、ポジションを持っている時間が短い」

確かに、長くポジションを持っていると心臓に悪い。為替の上下に一喜一憂し、チャートを見ながら祈るトレーダーも多いだろう。



BBストップがトレンド見極めのひとつの目安


では、どうすれば数千万円も稼げるようになるのか。バカ息子氏の手法を聞いてみた。

「まずは、BBストップを表示し、トレンドの流れを読みます」

BBストップとは、ボリンジャーバンドを指標化したテクニカルのこと。ボリンジャーバンドの2σ沿いに表示されるMT4用のオリジナルインディケーターのひとつだ。トレードロジックに有利になるよう、パラメータをカスタマイズしてユーロ/円の5分足に表示させるという。

「このBBストップが下にあれば、トレンドは強気。上にあれば弱気と判断できます。これで、まずは相場の状況を把握するわけです」

ひとたび、トレンドが出ればBBストップは長く伸びていくので、売りか買いかがわかりやすい。コロコロと強気と弱気が入り混じる状態は、相場に方向感がないときなので、エントリーはしない。

相場の状況を把握したら、次に直近の高値・安値にラインを引き、ローソク足チャートが半月状を描いたら、エントリーの準備だ。

「見るのは直近だけ。スキャルなわけですから、それ以外は無視しても問題ありません。で、チャートが半月状を描きつつ、先ほど引いた高値・安値のラインを1pipsでもブレイクしたら、エントリーします。ローソク足は、ブレイクした方向へ伸びていきますので、あとは利確のタイミングだけ。この値幅はフラッグやペナントなどチャートパターンで見ています。前回動いた分だけ値幅は動きやすい。チャートパターンが効くということは、やっぱりインターバンクのディーラーたちが参考にしているんでしょうね。でも、勝率を高めたかったら、5pips~10pipsでの利確がオススメです」

最初から5pipsと決めれば、決済ポイントもわかりやすい。

「損切りラインは、半月状内の高値・安値。エントリーポイントから20pips以内なら損切りしても大した痛手にはなりません。損切りの幅がそれ以上だったら、リスクが大きいと判断し、エントリーはしませんね」

さらに、バカ息子氏はRSIなども補助的に表示。売られすぎ買われすぎのサインが出ているときは、エントリーを見送ることも、損をしないコツなのだとか。

「ユーロ/円なのは、ボラティリティーがちょうどいいから。ポンド/円だと動きすぎてうまくラインが引けませんし、米ドル/円だと逆に動かない。それに、BBストップはユーロ/円に最適なテクニカル指標だと思うんですよね」




教え子には月1200pips稼いだ人も


しかし、5pips程度の値幅で、数千万円も儲かるのだろうか。

「利益を伸ばすべく頑張ってポジションを持っていると、結局は値が戻って収支すらマイナスになるケースがあるじゃないですか。僕らはそれを“中折れ”って呼んでいます(笑)。まぁ、僕らの仲間にもいるんですけどね……」

と言って、バカ息子氏が指差したのがFX仲間のA氏。普段は某コンビニのオーナーさんだ。

「バカ息子さんに教えてもらう前は200pips抜きトレードをしてました。今でも、30pips以上の利益を狙いがちなんですが、勝率が落ちるんですよね。頑張って抜こうと耐えている間に、隣でバカ息子さんは、5pipsを7回抜いてるんです(笑)」(A氏)

大きなワンショットを狙うよりも、細かくエントリーしたほうが勝率は上がるということか。

「この手法の勝率は9割以上。僕が教えた人の中には1か月で1200pipsも取れた人がいるんですよ」(バカ息子氏)

それを達成したのが、A氏と同じくFX仲間で教え子のゆうにゃん氏だ。

「1200pips取ったときは、平均して1トレード8pipsでした。ともかく細かく利食いをする。私もストレスなくトレードしたいので、画面の前で悩みたくないんですよ。だから、利が乗ったら即利確です」(ゆうにゃん氏)

そんなゆうにゃん氏に付いたあだ名は“早漏”。ポジションを持っても、早く利確するからだとか。

「利確は早いほうがいいんですよ。これから何千何万回とトレードする中の1回ですから。まずはその1回を確実に勝ちにいくことが大切なんです。走り幅跳びは数回の跳躍で、より遠くに跳んだ人が勝ちだけど、FXは1トレードにこだわる必要はありません。ならば、何回もトレードを繰り返して、利益を積み重ねたほうが確実ですよね」(バカ息子氏)

千里の道も一歩から。確実に踏み出していけば、10年後には億万長者も見えてくる!?



バカ息子 氏

FXで数千万円を稼ぎ出した若手トレーダー。個人セミナーを行ったり、FX仲間と楽しくトレーディングを行ったりとセミリタイアに近い生活を送る。夢は仲間とプライベートファンドを作ること
http://kawasechfxbloggers.blog2.fc2.com