2010/2/16 EMCOM証券「みんなのFX」

昨日のドル円は、米国のプレジデンツデーと中国・香港が春節(旧正月)の連休ということもあり、積極的な取引が控えられ、東京時間では90円台前半での小動きに留まった。ロンドン時間に入ると欧州株式市場で銀行株や鉱山関連株が上昇、原油や金などの商品価格の上昇が材料視され資源国通貨に対しドル売りが進むと、15日安値となる89.910円まで下落した。しかし、米国市場が休場ということもあり、一方的に円高・ドル安が進む状況にはならず、90.018円で取引を終えた。

ユーロ円は、序盤手がかりが乏しく122円半ばでの小動きとなった。25時過ぎにはギリシャの財政懸念を材料に15日安値の122.247円まで下落する場面もみられたが、市場参加者が少ないこともあり、ユーロ売りは限定的となった。また、注目されているギリシャ財政問題だが、EU加盟国による財務相会合(ECOFIN)は、ギリシャに財政赤字をGDP比で4%削減の追加措置を要請するにとどまり、支援策についての具体的な言及は見送られたことから不安要因が残る形となり、ユーロ円は会合後も引き続き軟調に推移。122.376円で取引を終えた。


本日の展開


さて本日のドル円だが、昨日に引き続き本日もEU加盟国による財務相会合(ECOFIN)が開催されギリシャ財政問題について協議される予定。ギリシャに対するEUとしての具体的な救済案は出ないとの見通しもある中、救済策に対する期待感も捨てきれないため会合の結果次第では大きく動意付くことも考えられる。しかし、ドイツの世論調査で、ギリシャ問題がユーロを脅かすなら「ギリシャはユーロを離脱すべき」と考える国民が半数以上との結果もあり、ギリシャに対して厳しい見方を示しているようだ。ドイツ政府は国民の理解を得られず思い切った支援を打ち出すことができない可能性もある。会合前後では様々な思惑から欧州高官の発言などにもに一喜一憂する展開も予想される。また、米国時間帯に発表されるNY連銀製造業景気指数
も注目を集めており、予測18.00と前回結果の15.92よりやや強い予測となっていることから、結果次第では90円をしっかりと乗せる展開となるか注目したい。

ユーロ円は、くすぶり続けるギリシャ問題への不透明さなどを受けて、下値を試す可能性は高いと思われる。
前日のユーロ圏非公式財務相会合でユンケル・ユーログループ議長は、「ギリシャがユーロ圏から離脱するとの話は馬鹿げている」と市場の不安感を拭う発言をしているもの、依然としてギリシャ問題への不透明さが根底にあることから、引き続き柔軟姿勢で臨むべきだろう。

[今日の予想レンジ]
ドル ・円  89.40-91.20
ユーロ・円 121.50-123.60
ポンド・円 139.40-141.80

【今日の主な経済指標】
09:30(豪) 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表

09:30(豪) NAB企業景況感指数

18:30(英) 消費者物価指数(CPI)[前月比]

18:30(英) 消費者物価指数(CPI)[前年同月比]

18:30(英) 小売物価指数(RPI)[前月比]

18:30(英) 小売物価指数(RPI)[前年同月比]

19:00(独) ZEW景況感調査(期待指数)

19:00(ユーロ) ZEW景況感調査

22:30(加) 製造業出荷[前月比]

22:30(米) ニューヨーク連銀製造業景気指数

23:00(米) 対米証券投資(短期債除く)

03:00(米) NAHB住宅市場指数

≪2010年2月15日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」
ユーロ・円  :「ブル」
ユーロ・ドル :「ブル」
英ポンド・円 :「ブル」
豪ドル・円  :「ブル」
NZドル・円  :「ブル」

※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。


ドル円は「ブル」
米国が連休ということもあり値動きが乏しい動きの中、材料難から地合は変わらないとの
見方から「ブル」を選択。 本日は連休明けということもあり、注目される経済指標の発
表も控えていることから結果次第では底堅い動きとなりそうだ。


ポンド円は「ブル」
ギリシャの財政問題から市場はユーロ売りポンド買いを継続しているため、参加者も「ブ
ル」を選択。本日は、バークレイズ銀行の決算発表があることから内容次第では、一連の
流れを変える手掛かりとなりそうだ。


豪ドル円は「ブル」
昨日の欧州株式市場で鉱山関連株が上昇したことや、原油・金の上昇も材料視され資源国
通貨に買いが集まり、市場は引き続き「ブル」を選択。本日は、豪準備銀行の議事録発表
に注目され、早期利上げ期待が高まれば上値を試す展開となりそうだ。


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