中国&中東諸国はこぞってアフリカへ投資


 国内ではまだ本格化していないアフリカ投資だが、資源と広大な国土を目当てに、世界中から資金が流入中。アフリカ情勢に詳しい個人投資家の@shiriuma氏によると、「湾岸諸国は資源はあるが食糧不足に悩んでいます。それゆえ、アフリカを『中東の食糧庫』にしようとオイルマネーを投入中。また、世界の工場となった中国は、アフリカを資源の供給先として見据えて、挙国一致体制で取り組んでいる」のだとか。

 とりわけ近年の中国のアフリカへの急接近ぶりはすさまじい。’06年には原油供給先の第1位がサウジアラビアからアンゴラに代わり、現在では石油の30%近くをアフリカ諸国でまかなっている。また、同年に北京で開催された第3回中国アフリカ協力フォーラム首脳会議で採択された「北京行動計画」において掲げられた「’10年までに中国・アフリカ間の貿易総額を1000億ドルにする」という目標は、すでに’08年に1068億ドルと達成済み。しかも、この額は’00年に比べ、実に10倍というから、いかに中国がアフリカを重視しているかうかがえよう。

 ということは、である。直接アフリカに投資するのは怖くても、アフリカ進出中の中国企業株ならイケるのではないか? 国を挙げてのアフリカ投資というお墨付きのもと、中国工商銀行が南アフリカのスタンダード銀行株を取得したり、中国海洋石油公司がナイジェリア油田を買収したりと、企業進出も過熱中。世界の目がアフリカに向きつつある今だからこそ、“買い時”なのかもしれない。例えばアフリカ進出を進める下の表にある4銘柄。どれも、ここ2年間にアフリカへの資源関連投資を積極的に進めている企業ばかり。加えて、中国中鉄や中国鉄建は今後の鉄道建設にも期待できそうだ。
 
 頭打ちの先進国経済に比べ、この中国とアフリカのタッグ。十分魅力的だと思われるのだが。