初心者はなぜ逆張りがいいのか?を今の相場に合わせて教えます!


 「225先物をやるうえで大事なことは、225先物がどういうものであるのかを、まずは知ることが大前提です。例えば、高値や安値など直近のポイントが意識される、当日に対して前日、後場に対して前場が意識されるなどです」

 こう語るのは過去6年間、225先物で生計を立てている個人投資家のMr.Hilton氏だ。

 「とりあえず、取引を始める前に簡単なマーケットプロファイルを作成してみるといいでしょう」(Hilton氏)

 マーケットプロファイルとは、マーケット分析手法の一つで、1日の値動きのうち、30分単位での取引価格帯ごとにデータ集積し、その分布状況を分析対象とする。

 「とはいえ、それをやるのは大変です。初心者はそんなに細かくデータを取らなくても、まずは前日の225先物とCME225先物の高値と安値と終値ぐらいを、寄付前に紙に書き出しておけば十分です」(同)



機械的に損切りできるから逆張りができる


 それらを書き出すだけでいったい何がわかるのか?

 「分析してみればよくわかるのですが、225先物は非常に強い癖を持っています。例えば、方向感がないレンジ相場では、前日の高値と安値のレンジに収まる傾向にある。もっと言えば、前日の高値と安値のレンジのうち、高値に近いところで寄り付いた場合、そのあたりから下に、逆に安値に近いところで寄り付いた場合、そのあたりから上に動こうとする傾向にあります」(同)

 しかも氏は、トレード手法はシンプルであればシンプルなほうがいいと言う。

 「移動平均線はじめ、いろいろなものを見て結論を出さなければいけない手法は、ストレスが高い。かつ、だからといって勝てるものでもない」(同)

 加えて氏は、勝つための手法以前に、損切りのトレーニングが必要だという。

 「行動ファイナンス理論の中に、プロスペクト理論というのがあります。簡単にいえば、人は1万円で買った玉が10円値下がりするとすごく悔しいのに、その損失が膨らみ、9900円になってからの10円の損失は、1万円のときの10円に比べて悔しくなくなるというもの。つまり、人はそういう行動に出るのだから、早く損切りしたほうがいいということです」(同)

 だから、ひたすら50円儲かったら利食い、30円損したら損切りを機械的に繰り返すなどの訓練を続け、実行できるようにする。

 「私は初心者には逆張りでのトレードをオススメします。その理由は、損切りがしやすいから。例えば、前日の高値近くで寄り付こうとしているとき、ここで意識されるのは前日の高値。方向感がない相場では、前日の高値と安値のレンジに収まる傾向にあるとするならば、その高値の10円ぐらい下に売り注文でエントリー。10円下にするのは、高値と同値ではなかなかエントリーできないから。しかし、必ずそうなるとは限らない。だから高値の20円上に損切りを入れておく。要するに『下がる前提で逆張りしたのに下がらなかったら損切り』というように、損切りの基準が逆張りのほうが明確です。それで、実際に損切りできなければ意味がない。だから、機械的に損切りができるように訓練が必要なのです」(同)

 初心者に有効な逆張り手法も、損切りができるから、使えるというわけだ。



条件が複数重なるポイントを見つけて逆張りする



 「225先物には前日の高値や安値などのポイントでいったん値動きが止まるという癖があります。なぜなら、前日の高値や安値付近でポジションを持っている人が、一斉にポジションを解消しようとするから。加えてこの高値や安値のポイントが、オプションの250円の節と重なっていたら、もっと強く意識されます。要するに、そういった条件が重なっているポイントを見つけて、機械的に逆張り&損切りをするのです」

 抵抗になりそうなポイントが複数重なっているほうが、そのあたりで225先物の値動きが止まる可能性も高まるということだ。

 うまくいったら欲張らずに、さっさとエグジットだ!


Mr.Hilton 氏
225先物取引で生計を立てる個人投資家。
リアルタイム掲示板やブログで日々のトレードを公開中。検索は「Mr.Hilton 日経225先物」で