【裏テク2】 もう一度噴く電子書籍関連株
再び動き始めるのは、まだ市場の拡大余地が大きい電子書籍


 下半期、10倍も夢じゃない銘柄としてフィスコの小川佳紀氏が期待を寄せるのが「電子書籍関連」。

 「iPhone関連同様、新しいテーマではありませんが、iPhone関連はiPhone4発売時もさして物色されず、既に織り込み済みと思われます。一方、電子書籍関連は、中長期的に上昇する伸びしろが期待できる。足元では、パピレスのIPOで盛り上がって以来低迷していますが、今後はアマゾンのキンドルの値下げや、ソニーと大日本印刷が組んで事業展開をしたり、新機種を発表予定だったりと、市場の拡大を予感させる材料が目白押しです」

 新しいニュースが出れば、仕切り直しで、一気に上昇の火蓋が切られるなんてことも!?

 「仮にそうなれば、インフォコムという電子書籍関連銘柄が約2・9倍に暴騰したように、倍々ゲームで上昇する可能性もあります。過熱感が出て、短期的に調整することはあっても、一度火がつくと長いですから、順張りで強い銘柄に乗るのがいいでしょう」

 時期的には、「ヘラクレスとジャスダックが統合する10月が、ターニングポイントになる可能性が高い」と予測。

 「円高が進行すれば、投資家が主力株を買い控え、新興市場に触手が伸びて、電子書籍関連が物色される確率はさらに高まります」





小川佳紀 氏
フィスコ株式リサーチ部アナリスト。岡三証券を経て、'09年から現職。
中小型株と新興市場株を得意とし、幅広い個別銘柄の分析を担当する。また、IPOの初値予想なども行う




【裏テク3】 エクスペリア関連株
アンドロイド搭載のドコモ「エクスペリア」がジワジワと


 日本では「iPhone独り勝ち」の様相を呈するスマートフォン業界。だが米調査会社ニールセンの調査によると、アメリカでは'10年上半期、アンドロイドOS搭載のスマートフォンの売り上げが、iPhoneの売り上げを僅差で既に抜いたことが判明。前出フィスコの小川氏も、「アンドロイド関連銘柄は、下半期ブレイクの兆し」と太鼓判を押す。

 「アンドロイド端末『エクスペリア』を製造するソニー・エリクソン、同じくアンドロイド端末をつくる米モトローラは4~6月期に、揃って営業損益が黒字転換しました。さらに米デルは、中国に次いで本国アメリカでもアンドロイド端末を発売しています」

 もちろん、ここ日本でもアンドロイド端末はジワジワと浸透中。

 「NTTドコモが発売するアンドロイドOS搭載端末『エクスペリア』の販売は好調で、ドコモは年内にスマートフォン全体で100万台を販売する計画。KDDIも今夏からアンドロイド端末を発売。NECビッグローブはアンドロイド端末向けアプリ配信サイトの本格運営を開始。日本通信はiPhoneのSIMロックを解除するサービスを始め、海外で発売するアンドロイド端末がますます日本に入りやすくなってきました」

 このように世界的にスマートフォン戦国時代の火蓋が切られ、アンドロイド端末にスポットライトが当たってきたことは間違いない。