ユビキタス(10・3倍)、シコー(10倍)etc.
直近1年半で高騰した銘柄の共通点から、今買うべき株を検証した


今年前半は3Dテレビやスマートフォン関連の株が賑わいを見せ、たった3〜4か月で軽く数倍になる銘柄が続出。これらの銘柄にはどんな共通点があるのか。その傾向をこれからの投資にどう生かせるか?






【裏テク1】もう一度噴くスマートフォン&3D株
一度ピークをつけた3Dやスマートフォン関連が再び!


 今年上半期を振り返ると、前半にエイチアイやポラテクノなどの「3D関連銘柄」が、そして次にユビキタスやインフォテリアなど「iPhone関連銘柄」や「iPad関連銘柄」が大ブレイク。中でもランキング1位のユビキタスは、実に年初から高値まで10・3倍をマークしたほど。T&Cフィナンシャルリサーチの本吉亮氏が、当時をこう振り返る。

 「新興市場は、’99 〜’00 年のITバブル、’04 〜’05 年のIPOバブルがあったように、5年周期でバブルがくるというジンクスがあります。特に今年は、3DにiPhoneという久々に大きなテーマが登場したため、投資家の資金が集まって人気化。これに電子書籍などのテーマも加わり、個人投資家が関連銘柄を物色したため、続々と暴騰したのです」

 ところが、新興市場の銘柄の多くは4月下旬にピークをつけ、GW以降は株価低迷が続いている。前半の破竹の勢いを踏襲して、次に火を噴きそうなテーマは何かないものか?

 ところが本吉氏は、「目新しいテーマはなかなか見つからないですね」とバッサリ。だが、落胆する必要はないという。

 「3DもiPhone関連も、現品が出てくる前に期待先行で買われましたが、3Dテレビはさておき、iPhoneは発売後も人気は衰えません。ということは今後、iPhone関連銘柄の業績がよくなるはずなので、利益のメドが立てば、再び大きく火を噴く可能性が高いでしょう」

 イメージとしては、'08年から3度にわたり暴騰を繰り返したGSユアサに近い。ましてや、「iPhone関連銘柄はGSユアサと違い、時価総額100億円未満の小型が多いので、再ブレイクすると早い」という。

 「GSユアサも、最初はリチウム電池関連として期待先行で買われましたが、あっという間に低迷。しばし放置されたものの、業績が伴うに従い、もう一山、二山つくりました。今回のiPhone関連も、あの動きをトレースする確率は非常に高いでしょう」

 特に注目すべきは、中心銘柄のユビキタスの動きだという。

 「ここが動意づけば、関連銘柄が連動して上昇するのは確実です」






本吉 亮 氏
T&Cフィナンシャルリサーチ、日本株調査部マネジャー。
日本株を中心とした調査・分析などを担当する。特に、データを重視した銘柄選びに定評があり、投資家からも人気