RSI+MACDの同時逆行なら、さらに高確率で相場反転!


 いくらRSIのダイバージェンスが高確率で相場の反転を予言するといっても、テクニカルにダマシはつきもの。損切り注文をしっかり入れるにしても、ハイレバでフルスイングするには、かなりの度胸が必要だが……。

 「確かにそうですね。ボクも最初はダイバージェンスが出ても、レバレッジをマックスにすると注文ボタンが押せなくって……。でも、結果はほとんどが儲け損ない。それで、なんとか自分の背中を押せないかと思って、もう1つ別のテクニカルを組み合わせて、RSIと同時にダイバージェンスが発生したところでエントリーするようにしたんです」

 なるほど。確かにRSIだけのダイバージェンスだと、単なるイレギュラーのような気がするが、異なるタイプのテクニカルでも反転サインが点灯していたら、それはただの偶然ではない可能性が高いはずだ。

 「ボクがRSIと組み合わせて使っているのは『MACD』です。RSIが期間中の価格の“変動幅”から相場の過熱感を判定しているのに対して、移動平均線をアレンジしたMACDは相場のトレンドから反転ポイントを探る指標といえます。つまり、MACDはオシレーター系(逆張り系)でありつつ、トレンド系(順張り系)の特性も持ち合わせているんです。ダイバージェンス自体が珍しい現象なうえ、RSIとMACDという性格の異なる指標で同時点灯、すなわち『ダブル・ダイバージェンス』となれば、これはもう目をつぶって注文ボタンクリックでいいでしょう!」

 確かに、貴重な相場反転のお告げがピタリと重なるとなれば、予言にも真実味が帯びてくる。いよいよ斉藤氏の福耳に神々しい光が射してきたようだ!

 では、期待度大のMACDダイバージェンスはどのように見つければいいのだろうか?

 「RSIとほとんど同じです。ローソク足チャートが下げ(上げ)トレンドを示しているところで、MACDの2本の線が上向き(下向き)に変わり始めたら、チャンス到来。MACDはゼロラインを基準として、ゼロより上に線があれば上昇トレンド、ゼロより下に線があれば下降トレンドと判断するのですが、例えば安値からの反転を探る場合は、ゼロより下でダイバージェンスが起こっていると、反転の精度が上がりますね」

 RSIもMACDもごく一般的なテクニカル指標だし、大抵のFX会社のツールには搭載されている。判定方法もこれだけシンプルならテクニカル嫌いでも十分使えそうだ。では、RSIとMACD、どちらを先に見ればいいのか?

 「RSIとMACDでは、相場に対する感応度が違います。敏感に反応するのがRSIで、MACDはそれを追いかける形で反応することが多いですね。なので、RSIでダイバージェンスが発生しているのを見つけたら、その後でMACDでもダイバージェンスが起こるかどうかを確認するという手順になります」

 動きの遅いMACDを見ていたら、逆に儲け損ないそうだが。

 「確かに、MACDのダイバージェンスから相場反転までの期間は短くなりがちなので、RSIでサインが点灯したところで、いつでも注文を入れるという心づもりはしておきたいですね」



斉藤氏の初著書『マナブ式FX』好評発売中!
斉藤氏のFXテクの全貌を明らかにした初の著書『福耳だけが取り得の凡人サラリーマンがたった1年で6000万円!マナブ式FX』(小社刊)が発売に。この特集で紹介したテク以外にも、オシレーター系指標の「W%R」を使ったマル秘手法やセミプロ注目の「メタトレーダー4」活用法など、包み隠さず公開!



斉藤学氏
東京都在住、30歳独身。専門学校でPC技能などを教えるサラリーマン。
本職のネット知識を生かして「株式市況.com」(http://www.sikyou.com/)など4つのサイトを運営