RSIとチャートが逆行する「ダイバージェンス」。
その"エラーの修正"で出動!


 いわゆる「億トレーダー」と呼ばれる投資家の大半は、トレンドに逆らわずに売買する順張り派だが、「サラリーマンなら逆張り!為替の動きには、必ず大きな山や谷が年に数回訪れます。山のてっぺんと谷の大底に損切りを入れつつ、短期のつもりで注文を出す。読みが当たって大波が来たら、中期保有に切り替えて利益を伸ばす。このスタイルだと四六時中相場を見る必要はなく、利益確定の禁断症状と戦うだけですよ」と斉藤氏は笑う。意味はわかる。でも「山のてっぺんと谷の大底」がわからないから大損するわけで……。

 「ボクが勝負に出るシグナルの中で代表的なものは『ダイバージェンス』。機械的に売買ポイントを判断するためにテクニカル指標を使うわけですが、相場にはしばしば『エラー』が発生することがあるんです。そんな"異常事態"が発生したときはウキウキします」

 テクニカル指標の「エラー」とは、「暴落しているのに買いサイン」「チャートが上がっているのにショートサインが出ている」などだ。

 「テクニカル指標のエラーこそ、高精度のサインとして注目できます。大事件が起こったときなど、ショック相場からの反動を狙うのが一番オイシイんですよ」

 使うのは、日足チャートと、相場の過熱感を判断するオシレーター系と呼ばれる「RSI」だ。70%以上で買われすぎ、30%以下で売られすぎという見方が一般的だが、RSIの数値が30%、20%……と、売られすぎを示すような場合にチャンスが隠れている。

 「例えば、円高が進んで日足チャートは下落、RSIも下がっている。その後も為替は下落したままなのに、RSIだけ徐々に反転して上昇することがある。これが『エラー』=投資チャンスです」

 逆も同じ。為替は円安で上昇、RSIも70%超と上昇しているのに、RSIだけスルスルと下がり始めたらチャンスだ。このような、為替相場とテクニカル指標が逆行する現象を「ダイバージェンス」という。では、どこでエントリーすればいい?

 「10%を割ったRSIが12%になったらOKとか、機械的には決められません。大切なのはRSIの数字ではなく、エラーの修正が起こったかどうか。つまり、チャートが下がっているのにRSIが上昇し始めるという異常事態から、実際のチャートが上昇し、追いかけ始めてきたらエントリーです」

 チャートの転換は、ローソク足で判断すればいいという。

 「例えば、ローソク足が下ヒゲをつけ、さらに大きな陽線が出現したら、エントリーOKです!」

 大陽線だけでエントリーするなんて安易……と思うかもしれないが、ダイバージェンスそのものがなかなか見られない貴重なシグナルのうえ、すっかりトレンド転換した後では遅すぎる。「もし違う方向に動いたら即、損切るのが大事なんです!」





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斉藤学氏
東京都在住、30歳独身。専門学校でPC技能などを教えるサラリーマン。
本職のネット知識を生かして「株式市況.com」(http://www.sikyou.com/)など4つのサイトを運営