太陽の「2011年問題」をご存じだろうか? '11〜'12年にかけて太陽活動が活発化し、「太陽フレア(嵐)」と呼ばれる大量の電磁波や粒子を放出すると予想されるというものらしい。大量の太陽フレアで人工衛星が破壊されたり、送電システムがマヒしたりする危険性もあるとかないとか……。前出、経済ジャーナリストのX氏はこう説明する。

 「太陽の活動には一定の周期があります。黒点の数は11年周期で変動することが知られているほか、太陽フレアにもおよそ50年前後の周期があるといわれています」

 過去の太陽フレアは1858年に観測された。次は1910年頃と予想されたものの見事に外れたが、1959年には天文学者の予言通りにフレアが発生した。

 「51年前も含めて過去のフレア発生時と現代との最大の違いは、世の中のハイテク化でしょう。特に人工衛星への被害が心配されます。宇宙空間はさえぎる物がないため、衛星が粒子の直撃を受ければ万事休す。宇宙空間にある衛星の修理は容易ではなく、気象観測や情報通信に支障が出ると恐れられています

 また、送電線や通信ケーブルへの影響も心配されている。

 「現代において、ネットなど情報通信インフラの停止は金融や流通など他産業への打撃が大きいだけに絶対に許されません。古河電工や住友電工、フジクラなどの電線・ケーブル会社の新規ビジネスにもなりそう

 個人レベルでは、皮膚がん発症への恐怖感が高まり、化粧品会社に特需をもたらす可能性がある。

 下の表で紹介した関連銘柄は高い技術力を持った堅実企業が多い。

 「“特需”を当て込んだ買いが入るかもしれない前に、関連銘柄を仕込んでおきたい。この手のSF的な予想は外れることも珍しくないですが、的中した場合はどこに逃げたらいいんでしょうね……」