1時間足と5分足の雲を同時に見る



 「ここからが大切なんです。まずは売りで入る『もぐら叩き』のパターンから行きましょうか」

 も、もぐら……?

 「『もぐらトレード』の売りパターンのこと、手法の名前です。雲を地面に、ローソク足をもぐらに見立てて、地下に潜ったもぐらが地上に出てきたところを見つけて叩くイメージですね。わかりやすいでしょ?(笑)」

 わかりやすいが、弱そう。

 それはさておき、セオリーでいえば確かに雲の上限や下限は抵抗線となりやすい。上がってきたローソク足が雲の下限に当たって落ちていくといったことは多いのだ。じゃあ、どの雲を見ればいい?

 「1時間雲が陰転中の場合を考えましょう。このときは売りで入れるタイミングを探します。押し目を狙うから、狙い目は上昇してきた5分足が下降に転じる(1時間雲が陰転中でトレンドが下のため)ところ。タイミングは5分足で見ます。5分雲が陽転中で、5分足がその雲の上をスルスルと上ってきて、上にある1時間雲に跳ね返されたらチャンス。でも、『タッチ即売り』はダメ。ダマシを減らすために、1時間足の雲下限にタッチして、さらに陽転中の5分雲が陰転したところで売るんです」

 複雑だが、これはイメージとして覚えるほうが手っ取り早い。陰転中の1時間雲と陽転中の5分雲に、ローソク足が挟まれていたら、1時間雲の下限にタッチして、かつ5分雲が陰転に変わったの待ってエントリー(下図)だ。でも、雲の下限ってどんな意味があるの?


 「陰転中の雲の下限は先行スパン1。つまり転換線(過去9本の高値・安値の半値)と、基準線(過去26本の高値・安値の半値)の半値だから、売り方と買い方が拮抗するライン。そこで跳ね返されるということは、売り方が優勢だってことになりますよね」



買いのもぐら探しも考え方は同じ




 なるほど。じゃあ、1時間足の雲が陽転しているときは?

 「『もぐら探し』、買いのパターンですね。発想はまったく同じです。1時間雲が陽転していて、5分雲が陰転しているときに、ローソク足が1時間雲の上限にタッチするところまで落ちてきて、そのあとに5分雲が陽転したら買いです」

 これが基本パターンだが、あくまで基本ということをお忘れなく。このパターンだけでは、そうたくさんのエントリーチャンスは得られない。“雲使い”への道のりは決して優しくはないのだ。

 「絶えず雲をチェックすること。これから、応用編を紹介していくけど、よく見てれば雲が転換点を教えてくるパターンがいくつもあるとわかるはず。それがわかってきたら、“スパイダーマン”と呼ばれる日は遠くない」

 もぐらの次は“クモ”かよ! なんてツッコミは置いといて、雲の“理由”もしっかり頭に叩き込んでおくべし。「1時間雲の下限にタッチ」は、「下落トレンド中に戻り高値をつくりにいって、過去の高値・安値の半値ポイントで切り返したら」ということ。「半値戻し」「半値押し」なんてよく言うけど、それだけじゃ何の半値なのかわからない。そこに回答を与えてくれるのが雲だというワケだ。











アンディ氏
商品先物からFXトレーダーに転身。これまで稼いだ金額は2億円以上。2つの時間足の雲を同時に表示させる方法は自身のブログ「ビッグマネー!ポンド円FXブログ」(http://ichimoku119.blog15.fc2.com/)