爆騰はまだまだ続き5年以内に相場は2倍以上に!?

ほったらかし投資の金字塔


ギリシャの財政問題を発端とするユーロ危機の影響で"有事の金"が高騰。
5月中は1トロイオンス当たり1200ドル以上の取引が繰り返され、
最高値が幾度となく更新されたのは記憶に新しい。
その後、調整が入ったものの、すぐに値を戻して再び上がり始めた金。
そう、放っておけば上がっていく、漬けておけば勝手に儲かる、そんな相場は金しかない!




ユーロ危機で全価格も高騰! "有事の金"で資産を殖やせ!



 5月の金相場は1g 当たり4000円に迫るほど高騰した。その1か月前は3500円程度だったことを考えると、爆騰とも言える上げ幅。その理由についてカリスマトレーダーの杉田勝氏は「5月の第1週にドイツで金が大きく買われたのが急騰の理由です。ドイツはユーロの中心国家。自国の貨幣を金に逃がしているということですから、まさにギリシャの財政危機でユーロの信用が落ちた最たる証しかと思われます」と語る。 貨幣の信用が落ちると資産の逃避先として金が買われて相場が上がる。"有事の金"と言われるゆえんだ。しかし"噂で買ってニュースで売る"のが基本となる投資の世界で、これだけ話題になっている金は当然売られて値を下げていくだけ、と考える人もいるだろう。しかしプロの投資家の意見は違う。資産アナリストの植田進氏は「投資家の裾野が広がった今は中長期的なスタンスでテクニカル分析が通用する時代。私の分析だと1トロイオンス(約31g)=1385ドル(1g 約4000円)まで上がります。それが恐らく今年の秋口以降。それから調整が入って下がり、底値をつけるのが来年の後半。1000ドルくらいまで下げるでしょう」と言う。しかしそれは一連の流れの終焉。長期で見ればそこからまた上がるという。ファンダメンタルズの面から見ても「上がる要素しかない」というのがプロの意見だ。

 「まずユーロ危機の終わりが見えないというのが一点。ユーロから逃げて金に行く資産は増える一方。あと米国債をコモディティに換えたい中国が今後も金を買い続けるという事実もあり、安定して上がり続けるでしょう」(杉田氏)

 「"有事の円"なんて言われてましたが、日本の国債残高が880兆円。こんな財政不安な国の貨幣は売られるようになるでしょうから円安になり、ドル建てが基本の金は相対的に上がる。それにイランの代理でイエメンがサウジアラビアと戦争していますが、これが有事として効き、金に逃げる要因となるでしょう」(植田氏)。

 有事ということならば、朝鮮半島情勢も気になるところ……。

 なるほど上がりそうだが、この高値。買い時はいつなのか?

 「下がったら買い時。昔の底値を見てたらダメ」(杉田氏)。「下がったら買い、最終的には資産の25%を金にしてもいいほど。安定して上がりますから」(植田氏)



■杉田 勝 氏
ロンドン在住の元ヘッジファンドマネジャー。
FXスクール『WIN-invest japan』の会長。著書に『FX先生』(小社刊)など

■植田 進 氏
横浜総合FP事務所代表。
著書に『金で確実に資産を殖やしなさい』(すばる舎)など。
三洋証券でファンドマネジャーの経験を持つ