2010/1/19 EMCOM証券「みんなのFX」

昨日のドル円は序盤、先週末の米国株安を受けて日経平均株価が一時200円超の下落となったためリスク回避に伴う円買いが強まった事や、日本航空の会社更生法適用申請を控えて「燃料ヘッジの予約を取り消すのではないか?」との思惑から、売り優勢の展開となった。その後は一旦自立反発となったものの、米国がキング牧師誕生日のため休場だった事もあり、ポジション調整主導の展開となり反落、90円台後半から91円台前半での方向感に乏しい動きの中、90.752円で取引を終えた。

ユーロ円は、昨日英テレグラフが「ECBはギリシャ危機の高まりにより、ユーロ決裂の法的根拠を準備」との記事を受けて、下値をうかがう展開となり、12/18安値127.413円から1/11高値までの上昇に対する61.8%押しとなる130.077円近辺まで下値を拡大した。その後は、ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「欧州に二番底の可能性は見られない」、「現在のユーロの水準に問題はない、上昇基調の継続望まず」との見解を示した事に加え、ノワイエ・フランス中銀総裁が「ギリシャには資金繰りや支払いに対する問題は無い」との認識を示した事がサポート材料となり、わずかに値を戻し、130.536円で引けた。

本日の展開


本日のドル円だが、シティ・グループ(22:00)の決算発表が注目となろう。今週は米主要金融機関の決算発表が目白押しとなっているが、明日以降の結果を占う意味でも注目度が高まっている。シティは2008年に受け入れた不良資産救済プログラム(TARP)資金を先月完済しており、業績回復の兆しを見せている。
今月の米雇用統計発表以降は下向きの流れが継続しているが、市場心理を好転させるだけの結果となれば、上昇に転ずる可能性を秘めている。

ポンド円は、昨日発表された英ライトムーブ住宅価格が、前回数値から改善し、前月比で2009年10月以来のプラスを記録、前年比では4.1%(前回 1.7%)と、2008年3月(5.0%)以来の伸び率を記録。経済の回復については、英シンクタンクのNIESRが13日に「英国の景気下降は2009年に終了」と述べており、新たな局面入りの様相を呈してきた。本日の英消費者物価指数が市場予想(2.6%)通り、BOEの設定するインフレターゲット(2%±1%)の中心値を上回った場合、年内の利上げ期待が浮上する可能性も考えられる。

[今日の予想レンジ]
ドル ・円  90.00-92.00
ユーロ・円 129.00-131.00
ポンド・円 147.00-150.00

【今日の主な経済指標】
19:00(独) 1月ZEW景気期待指数
22:30(加) 12月景気先行指数
23:00(加) 加中銀金融政策委員会(政策金利)
23:00(米) 11月財務省対米証券投資

≪2010年1月18日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」
ユーロ・円  :「ブル」
ユーロ・ドル :「ブル」
英ポンド・円 :「ブル」
豪ドル・円  :「ブル」
NZドル・円  :「ブル」

※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。


ドル円は「ブル」
下げ渋っている事もあり、参加者は「強気」だ。雇用統計以降の下降トレンドも落ち着き
を見せ、反発の材料待ちの状況を思わせる値動きとなっている。今週は米主要企業の決算
発表が相次ぐため、発表毎に上下に値が振れる可能性もあるが、まずは本日のシティ・グ
ループの結果に注目したい。結果次第では急反発も期待できそうだが、リスク回避に伴う
円買いには常に注意が必要か。


ユーロ円は「ブル」
先週の大きな下落もあり、値ごろ感から押し目買いが入りやすい値位置となっている。安
値での要人発言が買い安心感を誘った事もあり、参加者は「ブル」を選択。しかし、ギリ
シャの財政赤字問題などをきっかけにしたユーロへの信認低下問題が尾を引きずっている
ため、追加の不安材料が出た場合反落の可能性もあるため慎重な判断が求められる。


ポンド円は「ブル」
2009/11/27以降、徐々に安値を切り上げ、右肩上がりの三角持合を形成しつつある。経
済指標の好結果もサポート材料となっており、上放れに期待が膨らんでいる。本日発表の
消費者物価指数が好結果となれば、再度150円台を目指す展開になるかもしれない。


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