[ヘタレ発言] ……とりあえず買ってもいいですか?


 よ〜し、水平線のブレイクを覚えたから、早速取引してみるぞー。

 「その前に、注文方法を覚えましょう。FXでは、負けることもあるんですから、損をすることも念頭に置いて、どこまで損をしていいかを決めた上でトレードしなきゃ」

 私はなけなしの10万円から始めるから……。う〜んと、1万円以上は損したくないんですけど。

 「損切りを入れないと、大変なことになります。損をしてもいい目安は口座資金の5%以内に抑える」

 5%以内と決めておけば連敗し続けても、資金がゼロになることはない。安心ですね。

 「損の幅を決めて、利確の目安も決めて、いざエントリーしたら、OCO注文。これは利益確定と損切りを同時に注文してくれるんですよ」

 例えば、100円で買った米ドル/円に「101円になったら利確。99円になったら損切り」と注文できるらしい。どちらかの注文が約定したら、一方はキャンセルになる。これってなんて素敵な手法なの!

 「エントリーしたら必ずOCO注文。これは習慣にしてくださいね」

 毎回心掛ければ、損切りをうっかり忘れることもなくなるんだって。

 「さらに、先ほどの水平線のブレイクに適したのがイフダンOCO注文。水平線をブレイクしたら『買い』。その後すぐ、決めたポイントまで上がれば利確。下がれば損切りの3つの注文が出せます」

 水平線を引いてブレイクするのをひたすら待つのは大変だけど、イフダンOCOは相場を離れても大丈夫。




[ヘタレ発言] なんだかんだで暴落にビビリます


 注文方法を覚えたら気分は投資家♪ とは言っても、この間暴落があって損をした人もたくさんいたみたいだし……。本当に大丈夫かな。

 「5月頭にあったギリシャショックで損をした人のほとんどは、損切り注文を入れてなかったからです。相場に暴落はつきもの。損切り注文さえ忘れなければ、大きな損をすることもなく大丈夫ですよ」

 そうは言っても、「買い」ポジションを持ってるときは不安です。

 「だったら、売り専門のトレーダーになればいいんですよ。売りのほうが水平線のブレイクアウトは多いから、チャンスがありますし、下落するスピードも速い。だから、儲かるのも速いですよ。安くなったから買い、高くなったから売りは危険です。値ごろ感でトレードしないでくださいね。あくまでも高値・安値を見てニュートラルに考えてください」

 売り専門とはそんなやり方もあるんですね! 目指せ、売り専トレーダー! って略し方が問題?






編集まいまいが初トレードに挑んだ!


 徹底的なレクチャーを受け、燃え上がる気持ちを抑えられない私、まいまい。まずは先生から教わった通りチャートを見て、いろいろな通貨ペアからトレンドを探してみるぞ!

 すると、ユーロ/円の5分足チャートのなかから、安値のヒゲで止まっているポイントを見つけた!110・51円に水平線を引いてみると、レンジになっていることがわかりやすくなったよ。

 「これをブレイクしたら下落トレンドが発生して下がっていくな」とストーリーを描いて、ブレイクを待つことに決めた。「損切りは自分が損してもいい額か、前の高値・安値で決めなさい」というFX先生の言葉を思い出して、損切りは110・70円に設定することに!

 ほどなく、大きく陰線が伸びてしっかりとブレイクしたのを確認してから「売り」でエントリー。もちろん忘れずに、損切りポイントも置いたので安心だね。確実に勝ちたかったので、1500円取って利益確定しました。やったね♪ できましたよ〜、FX先生!!

 その後も、ブレイクを狙い何度かトレードに挑戦。

 勝率は5割で、まずまずの成績。こんなにうまくトレードできたので結果には大満足。経済オンチでもFX先生に教えを受ければここまでできる!! この調子でエンスパ編集部内の敏腕トレーダーを目指していくぞ! 見てろよ〜、ふっふっふ。



■杉田 勝 氏
FXスクール『Win-Invest Japan』会長。
ロンドン在住の元ヘッジファンドマネージャー。これまでに数多くの専業トレーダーを輩出。
著書に『FX先生』(小社刊)など




■編集 まいまい
FXのエの字もわからない初心者。
編集部にいながらにして、FX口座と銀行口座の違いも答えられないほど。さらには経済に関する知識すらも危ういヘタレっぷり。趣味はゲーム。