[ヘタレ発言] トレンドの流れがつかめないっス


 FX先生の丁寧な教えを聞いているうちに、不安も解消したし、早速トレードしてみたいです!

 「まだ気が早いですよ。もっと基本を押さえておきましょう。例えば相場にはたった3種類しかありませんが、まいまいさんはトレンドって聞いたことありますか」

 トレンド? 服のトレンドなら聞いたことありますけど……。

 「まぁ、『今年の流行色はコレ』と、服にも流行がありますから間違ってはいません。FXも一緒。一度大きなトレンドができると、その方向に進みやすいんです」

 でも、先生、トレンドの流れがよくつかめないんです。

 「チャートをよく見ると、上下を繰り返しながら値をつけます。高値と安値が同時に切り上がっていくのが上昇トレンド。逆に切り下がっていけば下降トレンドってことです。それから、高値も安値も更新しない場合は、上昇なのか下落なのか方向性がわかりませんから、レンジ相場。レンジのときは、プロがトレードしても負ける可能性が高い。なので、この場合は見ているだけのほうが無難です」

 へぇー。FX先生でも勝てない相場ってあるんですね。

 「3種類の相場を理解したら、大きなトレンドがどちらに向かっているかを確かめる癖をつけたほうがいいですね。まずは日足と書いてあるチャートを見ましょう。ここ1週間の流れが、『上昇』なのか『下落』なのかを確認するんです」




[ヘタレ発言] ローソク足ってそんなに大事ですか


 先生、ところでチャートにある白黒の棒みたいなのって、どういう意味があるんですか?

 「これはローソク足。1本1本がローソクに似ているでしょう。ぱっと見ただけで、値動きがわかるようになっているんですよ」

 ローソク足は昔の日本人が開発したんだそうな。奥が深い!「このなかには、4つの値段が入っています。相場が始まったときの値が始値、クローズするときが終値。その期間で最も値が高いとき・安いときが、高値・安値です」

 自分で実際に書いてみると、仕組みを理解しやすいのだ!

 「まずはローソク足の色に注意しましょう。白は陽線といって上昇して終わったときにできる。黒は陰線で、下落したときに出ます」

 色を見るだけでトレンドがわかるんですね。ん? この上下に伸びている線はなんですか。

「ヒゲと呼ばれる高値・安値です。例えば、大きく上にヒゲが伸びたら、高値がついたけど、売る人もたくさんいたので値が戻ったということ。長いヒゲはトレンド転換のシグナルにもなるんです」





[ヘタレ発言] 決済のタイミングがわかりません


 トレンドもローソク足の見方もわかった。だけど、ポジションの取り方がわからないんです。

 「そのためには、トレンドが出ている通貨ペアのチャートを探しましょう。今ならドルが絡む通貨ペアのトレンドが出やすいですよ」

 先生によると、米ドル/円のように、円が絡む通貨はトレンドが出にくいんだそうな。そこで、先生は米ドル/スイスフランに上昇トレンドを見つけてくれました。

 「高値と高値、安値と安値を結ぶ水平線を引いてみましょう。水平線の間ではレンジですが、それを超えると上昇トレンドになっていることがわかります」

 確かに……。じゃあ、この場合は水平線を超えたら「買い」でついていけばいいんですね!

 「水平線を引くときは、ヒゲに注意してくださいね。ヒゲの先端が高値・安値になりますから」

 ふむ、最終的には決済ですね!「水平線の幅を測りましょう。一度ブレイクすると、大きく動く傾向があります。ストップと同じ幅が取れたら利益確定ですね」

 感動! ひと通り覚えました!



■杉田 勝 氏
FXスクール『Win-Invest Japan』会長。
ロンドン在住の元ヘッジファンドマネージャー。これまでに数多くの専業トレーダーを輩出。
著書に『FX先生』(小社刊)など




■編集 まいまい
FXのエの字もわからない初心者。
編集部にいながらにして、FX口座と銀行口座の違いも答えられないほど。さらには経済に関する知識すらも危ういヘタレっぷり。趣味はゲーム。