作成したEAが有効か検証してみよう



 さっそく、作成した自動売買システムが本当に利益を出せるシステムなのか検証してみよう。

 まずメタトレーダーの画面左上「表示」から『strategy tester』を選ぶと、画面下に新しいウインドウが開く。『Expert Advisor』のタブから、EAを選択し、テストする通貨ペア、期間、タイムフレームなどの条件を指定する。メタトレーダーには1年分過去データがデフォルトで入っているが、メタトレーダー内の「ヒストリカルデータ」からダウンロードすればもっと長い期間の検証も可能。

 「スタート」をクリックすれば、過去の値動きを対象に、作った自動売買システムがどのような売買と決済を行うのか確認できる。

 先ほどの「移動平均線+ピボット」EAの場合、ドル/円4時間足で1年間分検証すると、1万ドルあたり1244ドルの利益だ。

 さらに、この結果に満足いかなかった場合には、パラメータの数字に幅を持たせ、数字の組み合わせを変転することでトレードの検証を行ってくれる『最適化』もできてしまう。



EAに最適なパラメータの数値をメタが自動で判断


 例えば、長期の移動平均のパラメータを15に設定して作成したEAをメタトレーダーで「12から25」といった具合に書き換えてみる。すると、12から25の間の値で、どの数値が適切なのかメタトレーダーが検証してくれるのだ。

 検証の結果ベターな結果を残したパラメータでEAを作り直し、デモトレードでテストすれば自ずと結果が出てくるはずだ。

 ジェネレーターでなんとなく作成してしまった自動売買システムでも、メタトレーダーの最適化を利用すれば、実戦に使用できるパラメータの数値が発見できる可能性が十分にある。実際、勝率がとても良くてもトレード回数が年に1、2回だったり、逆に思わぬ組み合わせが好成績を残したり。この点に関しても、津島氏は力強く説明してくれた。

 「ジェネレーターは簡単にEAを作成できるのですが、結果を出せるロジックを組み込むためには、有効性の高いパラメータ領域を探してやる必要があります。最適化機能を使えば簡単にバックテストができますから、いろんなパラメータを試すことで、パラメータの有効領域を見つけてほしいと思います」

 メタトレーダー用に作られたというジェネレーターだけに、お互いの弱点を見事に補完し合う関係だ。さあ、早速自分のオリジナルEAを作ってみる?




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■津島朋憲 氏
プロのシステムトレーダー。
著書に『津島式FXシステムトレード入門』(小社刊)、『日経225先物・オプション システムトレード&スプレッド投資法』(日本実業出版社)など