自動売買EA作成サイト『ジェネレーター』の使い方




 それではさっそく、津島氏が紹介してくれた「ジェネレーター」の実態をじっくりと検証していくことにしよう。

 津島氏に紹介してもらったジェネレーターは、会員登録制のサイトとして無料で開放されている。

 会員登録の方法はメールアドレス等を入力するだけ。数分でメタトレーダーで使用するEAを作成できるすぐれものだ。

 ロジックの中心となる7種のテクニカル指標と6種の決済条件を組み合わせてEAを作成する。

 使い方は、まず売買ロジックとなる「注文条件」をクリックし、テクニカル指標を選択。ここでは、「移動平均線+ピボット」で仕掛けるEAの作り方を聞いてみた。

 「テクニカル指標にある『上抜いたら/下抜いたら』という条件は、ゴールデンクロスやデッドクロスなどの『シグナルが発生した瞬間』を意味しています。これを売買注文発注の『トリガー』とします。2つ以上のテクニカル指標にこの条件を設定すると、2つの指標が同時にシグナルを出すまで売買注文発注を行ってくれません。この場合はピボットをトリガーとして使いますが、移動平均線とピボットが同時にゴールデンクロスになるというようなことはほとんどありませんので、移動平均線はトレードの精度を上げるための『フィルター』として使います。そのため、移動平均線の注文条件は、短期線が長期線を『上回っていたら/下回っていたら』と指示し、ある期間をカバーするようにします」

 移動平均線は「単純」「指数」「加重」の3種類から選択できるが、「単純」を選び、長期線と短期線を算出する本数を指定。さらに短期線が長期線を「上回っていたら買い/下回っていたら売り」を選ぶ。ピボットはHBOPがLBOPを「上抜いたら買い/下抜いたら売り」を選択し、これでもう注文条件の設定は終了だ。




シグナルが売買のきっかけとなる津島式自動売買システム


 次に決済の条件を見てみよう。

 決済条件の画面には、単純に「×本後に決済」というものから、利食い損切りを両方pipsで指定するものまで、6種類の決済条件が並んでいるが、こちらは自由に設定しても問題ないと津島氏は説明してくれた。

 「決済条件はすべてをオンにしても問題ありません。注文条件は、すべての条件が合致しないと売買が発生しない『and条件』ですが、決済条件はいずれかの条件が該当すれば決済を行う『or条件』の設定です」

 最後に「基本設定」をクリックして売買のロット数とスリッページを決定する。ちなみに「ジェネレーター」の1ロットは10万通貨なので注意すること。すべて記入できたら、「保存」をクリックするとトップページに戻り、完成したEAが表示される。画面上の赤いボタンをクリックすれば、パソコン本体にダウンロードされる。

 これを、実際にEAとして使うにはもうあとひと工程が必要。メタトレーダーにある「メタエディター」で「コンパイル」という作業をする。しかしこれは、ダウンロードしたEAをメタエディターにドラッグ&ドロップし「コンパイル」をクリックするだけなので超簡単。これでEAが完成したので、パソコンのローカルディスク内にある「メタトレーダー」のフォルダに入れて準備は完了だ。


■津島朋憲 氏
プロのシステムトレーダー。
著書に『津島式FXシステムトレード入門』(小社刊)、『日経225先物・オプション システムトレード&スプレッド投資法』(日本実業出版社)など