プログラムが組めなくても、エクセルすら使えなくてOK!

プロの作った売買システムで、注文から決済まで勝手にやってくれるような仕組み、ないかな~。はい、そんなズボラな皆さんに朗報です。自動売買ソフト、メタトレーダーをカンタンに使いこなす秘策をお教えしましょう!




自動売買ならメタトレーダー!世界中で使われている凄い奴!!


 FXトレーダーにとって、欠かせないのが〝トレードソフト〞だが、皆さんは何をお使いだろうか?

 日本では、口座を開いた証券会社が採用しているトレードソフトをそのまま使うケースが圧倒的に多いだろう。

 ならば、世界のFXトレーダーたちは、いったいどんなソフトを使っているのか?

 答えは「メタトレーダー」だ。

 開発元となるロシアの「Meta Quotes社」が無料で世界中に配布している超優良ソフトで、世界中のFXトレーダーのうち約半数がメタトレーダーを使っているともいわれている。

 メタトレーダーは対応できる通貨ペアの数が半端ではなく、大抵の証券会社で扱っている通貨ペアに対応できる。そのうえ、チャートの分析に必要なテクニカル指標も40種類以上という驚異的な数がデフォルトで用意され、チャート上に自在に反映させることができるのだ。さらに、自動売買用のプログラムがあれば、システムトレードにも簡単に対応してくれる。FXトレーダーの痒いところに手が届く便利ツールが豊富に搭載されているにもかかわらず、驚くほどパソコンへの負担が少ないのも大きな特徴だ。



メタトレーダーが選ばれている本当の理由とは?



 人気の秘密はそれだけではなく、じつは、世界中で支持されている「本当の理由」があるのだ。それは「自動売買全体をカスタマイズできる」点だ。

 この機能の存在こそ、メタトレーダーが他のソフトの追随を許さない大きな理由といえる。

 メタトレーダーには「メタエディター」と呼ばれるプログラムコードを書くためのテキストエディターが標準装備されており、プログラム言語の知識があれば、自分で自動売買プログラムを作成することができるのだ。自分で作った自動売買プログラムでトレードを成功させることができれば、こんなに楽しいことはないだろう。

 さらに、プログラムに組み込んだロジックのパラメータは、メタトレーダー上で簡単にカスタマイズできてしまう。つまり、バックテストの結果や通貨の値動きの特性に合わせてロジックのパラメータを自在に最適化することができるのだ。この機能は、もはやトレードソフトの領域を大きくはみ出した驚異的な機能といえるだろう。




機能が使いこなせない! メタトレーダーの弱点とは


 プロのトレーダーも絶賛する機能を備えたメタトレーダーだが、いくつかの弱点がある。それは搭載しているプログラム構築用のメタエディターを使いこなすのに、MQL4言語と呼ばれるプログラムコードを書くための知識が必要なことだ。専門知識を持ったプログラマーがFXの自動売買を始める場合はともかく、一般人が自動売買システムを作成しようと思ってもおいそれとは手を出せないほど難解だ。プログラムの専門書を買い込んで、自作の自動売買システムに挑戦し、挫折してしまったトレーダーが数多くいるのである。また、表記のほとんどが英語というのもハードルを上げている。 

 せっかくの機能を誰もが簡単に使うことができないジレンマだ。 日本ではメタトレーダーを採用している証券会社が少ないことも弱点の一つだろう。現在、日本でも数社がメタトレーダーを扱っているが、それぞれ一長一短があると言われることも多い。メタトレーダーの能力をフルに活用したくても、なかなか有利な条件でトレードすることができないのだ。

 しかし、このジレンマに解決策を提示してくれたのが、プロのシステムトレーダー、津島朋憲氏。その秘策とは!?



■津島朋憲 氏
プロのシステムトレーダー。
著書に『津島式FXシステムトレード入門』(小社刊)、『日経225先物・オプション システムトレード&スプレッド投資法』(日本実業出版社)など