【パフォーマンス5位】

日経平均株価の底は近い!
心理的な恐怖感さえ払拭できれば、上昇トレンドへ



 得意のバリュー投資の手腕を生かして、推奨銘柄に挙げたコメ兵が上昇率47%を達成した戸崎裕隆氏。ズバリ、日本株相場は「今が底」だと言い切る

 「リーマンショックの恐怖がまだ冷めきらぬうちに今回のギリシャショックで、市場は投資家の疑心暗鬼に呑みこまれました。だが、日本の企業業績は総じて好調。中間決算もそこそこの数字が出てくるはず。短期的に9000円割れすることも考えられますが、中間決算後の秋口には1万1000円を超えてくるだろうと予想します

 そんなわけで、今がまさに買い場だと言う。では、どうやって大化け銘柄を見つけるべきか?

 「PERとPBRが低くて、この1年の業績、特に経常利益が伸びた銘柄が基準となります」

 PER、PBRが双方割安かどうかは「JAR」という指標でわかる。JARとは、PERとPBRを掛けて22・5で割ったもの。22・5という数字は、平均PERを15倍、平均PBRを1・5倍と定義し、掛け合わせたものだ。従って、JARが1以下なら現状は割安と判断できる。今回、戸崎氏が選出してくれた上記5銘柄はいずれもJARが0・6倍以下と超割安で業績良好。それに加えて、競合が参入できない特殊な強みを持つ、その道の「ニッチトップ」という側面を持つ

 「競合に真似されやすい製品を扱う企業は業績が続かないため、長期投資には向きません」

 合言葉はバリューニッチだ。



■戸崎裕隆 氏
新光証券等を経て、初心者向け株式スクールなどを行うフェアトレード会長に




【パフォーマンス6位】

個別銘柄も日経平均株価も、
大きなトレンドを掴むのは200日移動平均線が有効



 今回6位にランクインしたのは、紅一点、若林史江氏。商船三井を推奨し、見事43%超の好パフォーマンスを記録した。ここ数年、今まで以上に株式投資に没頭し、ますます腕を上げているご様子。そんな彼女は、「サブプライムの損失実態が見えなかったリーマンショックのときのように、暗中模索の状態だと相場心理は冷え込む一方。底打ちして上昇するには、悪い意味でもすべてが露呈するか、明確な財政再建の道が見えるか。どちらかを待つしかないでしょう」と分析する。

 「為替が落ち着けば、需給面での急激な反発も予想されます。そこで判断基準として注目したいのが、200日移動平均線。これは長期的なトレンドを決める指標として重要視されています。日経平均は’07年10月からずっと200日移動平均線を下回り続けていたのですが、今年3月、約2年半ぶりに上回ってきた。ところが、5月に再び大きく割り込んだので、200日移動平均線で根固めできるか、超えていけるかというのが、買いのタイミングを図る最大のポイントになるでしょう」

 では、具体的な銘柄とは?

 「この相場でも200日移動平均線を割っていない底力のある銘柄は比較的安心して買うことができます。もしくは、ギリシャショック勃発から売られまくって下落率が大きく、低PERかつ低PBRの銘柄で反発を狙うのも一つの手でしょう」

 個別銘柄でも、200日移動平均線に注目したい。



■若林史江 氏
美人トレーダーとして活躍する株式評論家。「フミの株が好き♪」(www.fumie-w.com/)