究極の逆張り!紛争地域への投資で一発逆転はあるのか?
スリランカは既に旨味なし。
リスク覚悟のイラク銀行株で勝負に出る手も



 新興国のなかでも、投資家が見向きもしない国の株に投資したら、一発逆転で儲けられないだろうか? 例えば、昨年まで内戦状態だったスリランカの株などは叩き売られているはずだ。

 「ところが、スリランカの株価は過去1年ですでに2倍以上になっているんですよ」

とは、新興国投資に詳しい戸松信博氏。なぜそんなに人気なの?

 「内戦が終結した直後、ジム・ロジャースなど著名な投資家やアナリストが、内戦終結後の復興を見込んで推奨していた影響もあって、株価が割安かどうかを示す指標のPERは25倍に。既に少し過熱感が出ています。今から入っても旨味は少ないのでは。結局、世界中で株が買える国は欧米のマーケットに連動してしまいますからね。そういう視点で見れば、強いて挙げるならイラクのような投資手段が限られている国が狙い目かもしれませんね」

 イラクに投資する方法と、ベストバイな優良銘柄とは?

 「現地の証券会社とメールや郵送で口座を開設することが可能です。劇的に怪しくない銘柄としては世界有数の銀行であるHSBCが70%出資しているダル・エスサラーム銀行は買ってもいいかな。復興に伴う資金需要に応えるべく、国をあげて銀行の信用力をあげようと必死。資本増強の動きが活発なんです。ただ、出来高が極端に少なく、売りたくても売れない、というリスクもあるので要注意です」


 また、非居住者による投資の目処が立てば、シリアも注目だとか。

 「シリアは、昨年の3月に初の証券取引所が開設されました。アメリカの経済制裁下にありますが、原油が豊富なこと、通貨が安定していることなどを考えると、今後の情勢次第で魅力的な投資先になると注目するヘッジファンドも」

 未開のフロンティア市場から目が離せない!?






■戸松信博氏
グローバルリンクアドバイザーズ代表。95年から中国株に注目、情報配信を開始。
著書に『10万円から本気で増やす中国株』など。
http://www.gladv. co.jp/